ゴンズの中国リアルライフ

年間30回以上中国に行って肌身で感じたことを綴ります。趣味はスケボー・釣り

【実体験】中国でのものづくり【トラブル満載】

 

帰りの飛行機を待つ空港にて、執筆しています。出発まで3時間。

やっと手に入れた自由時間です。

始めたブログも、なかなか更新できませんでしたが、また仕切り直しで進めていきます。

中国でのものづくりをサポートする仕事をしているのですが、未だに様々なトラブルに遭遇します。

今回は、中国の工場に依頼して製品を量産する際のトラブルをご紹介します。

 

 目次

 

中国でものづくり

製造業において、中国は欠かせない国です。

材料費、人件費が安い、すべての部品が国内で調達可能、、、など

多くのメリットを有しています。

チャイナリスクと言われて久しいですが、やはり製造業にとって中国での量産は一つの王道と言えるでしょう。

今までは国内の町工場に任せていた仕事を、徐々に中国に移管せざるを得ない中小企業も増えていると思います。

 

ものづくりの簡単なプロセスは以下の通りです。

 

図面製作(作りたいものの設計図ですね)

金型製作(金属でできた型です。)

試作品製作(試しに数個、作ってみることです。)

量産(大量生産です。)

 

上記のスッテプの図面作成以降を中国にアウトソーシングすることで、コスト低減が可能になります。

中国にアウトソーシングする際には、

  • 商社を経由する
  • 展示会やインターネット、紹介などで工場に直接連絡する

 のどちらかになります。

商社を経由しなければさらに大幅なコストカットが可能になりますね。

 

さて、図面を中国の工場に渡して金型を製作していくプロセスで、必ずと言って問題が発生します。( この問題を解決するのが私の仕事です。)

毎回、悩まされるのですが、非常にバラエティに富んでいて、面白いのでご紹介します。

 

金型のトラブル

中国側は金型をデータ通りに作成したが、出来上がった試作品の寸法が少し違う。

その寸法違いのせいで、別のパーツと組み合わせることができない。

 

→原因

工場側が、金型作成の際に

こうした方がもっと効率がいい!

と勝手に判断し、改造。もちろん、連絡はなし。

 

当時の私

いやいや、勝手に改造はやめてくれ、、、、効率がいいとかその部分だけやし、他の場所に影響出るやん、、改造するにしても連絡するやろ普通、、、

 

結果

金型は一から作り直しで納期は大幅に遅れました。

 

試作品のトラブル

中国にて金型が無事完成し、試作品を作成し送ってきてくれました。

非常にクオリティが高く仕上がっており、満足して量産に進んだのですが、、、、

 

いざ量産してみるとひどいクオリティのものばかり。

 

 

→原因

工場の工員たちが頑張って特別に綺麗な試作品を少数準備して、送ってくれていました。

 

当時の私

いやいや、詐欺やん、、そんなん、、、

 

結果

量産品は全数出荷をストップ、納期は大幅に遅れることになりました。

 

  • 量産品のトラブル

金型も試作品も無事に完成し、量産も順調に進みました。

中国から届いた量産品を抜き取って検品しても問題がありませんでした。

しかし後日、お客様からクレームがちらほらと上がるようになり、日に日に増えていくことに。。。

 

 

→原因

量産のワーカーさんの中に一人だけ、作業をよく理解していない人が混ざっていたのです。

その人の作業した製品だけ、不良になってクレームにつながっていることが判明しました。

 

 

当時の私

もう嫌や、こんな国。。。。

 

 

結果

その製品は市場から回収することになり、多大な費用がかかりました。

 

実は防げた ?今になって思うこと

上記以外にも、本当に様々なトラブルを経験しました。

時に防ぎようがないように思えるトラブルも、今思えば私が未熟だっただけで

防げたなと思います。

  

1は、図面を渡して満足するのではなく、最終的に金型を切削する直前のデータを確認すれば問題を見つけれました。

 

2は試作品の数量を多くして、量産になったら出てくる問題を予見できたと思います。

また直接工場に訪問して、実際に目の前で作業させれば防げました。

 

3は中国での検品と日本での検品の体制不足です。検品数量がもっと多ければ、出荷する前に防げたはずです。

また、明確な作業指示書がなかったのも原因です。人づてでなく、明確な作業指示書に沿って作業すればこのうような問題は起きなかったでしょう。

 

まとめ

中国とのトラブルはほとんどが日本側のやり方で解決できると考えています。

常識では考えられないようなトラブルを起こす中国ですが

日本は逆に周りの町工場のレベルが高くて何もかもお任せにしてきた歴史があります。職人同士の阿吽の呼吸というやつです。

日本人同士の仕事のやり方を、中国にも適用し、失敗して苦しんでいる中小企業は多く存在していると感じます。

 

あなたの会社の生産部門は、中国とのトラブルに悩んでませんか?

相手のせいにせず、自分が変わるべきだと思うことが解決への第一歩かもしれません!

 

製造業で中国を相手に悩んでいる方がいらっしゃいましたら、ぜひ、相談に乗りますので、宜しくお願いします!

 

ゴンズでした〜